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運営ガイド

1.はじめに

SNSオーナーになった皆さん、いよいよあなたのSNSを公開させる時が来ましたね。SNSという装置が出来上がったからといって、すぐその日のうちにオープンできるわけではありません。私は仕事柄、多くのSNSの技術導入を支援してきました。お客様の多くは、納品した日にオープンの日を決め込んでいる場合があります。しかし、焦ってはいけません。SNSの装置が出来上がった今こそが、運営者としてもっとも気を引き締めなければならない時期なのです。SNSの初期設定にも数多くの項目があります。一見簡単そうに見える入力欄ですが、運営方針や運営組織体制などが決まっていないと、その入力欄を満たすことは容易いことではありません。この章では、様々なSNSの立ち上げの現場に立ち会ってきた経験と、地域SNSと呼ばれる西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」の運営者としての経験から、オープンまでの準備、オープンしてからの盛り上げ方、そして、長続きの秘訣について触れていきたいと思います。これからSNSを立ち上げる方には必見です。そして、「あみっぴぃ」の事例も最後にご紹介しますので、ちょっと風変わりな運営方針から、自分なりのSNS運営を組み上げていって下さい。

2.SNSをオープンさせるまでの道のり

2-1.オープンまでの道のりをイメージする

SNSをスタートさせるにあたって、どんなプロセスを想像しているでしょうか。長続きするように運営して行くには、思いつきではなく、ある程度長いスパンでイメージを作っておく必要があります。この章では、出だしの最初の一歩はもちろんのこと、基本的な運営に関するエッセンスを紹介していきます。
 「SNSを立ち上げよう」。そう思い立った日から何をしていけばよいか、全体像はこんな感じです。必ずしも順番通りに進める必要はありませんが、必ず決めなくてはいけない項目です。まず、立ち上げようと思い立ったらこの5つのステップをイメージしてください。この4つが決まっていたらとりあえずはオープンできます。

ステップ1:おおまかな運営方針を決める(目的・規模・運営費)

SNSを運営するときにもっとも重要なのが、運営の目的をしっかりと持っておくことです。SNSをオープンするとたちどころに盛り上がるというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、全くそんなことはありません。どちらかというと、普通のウェブサイトを立ち上げるよりも、ユーザーを獲得するのに時間と労力が必要だといっても過言ではありません。良く陥りがちなのが、SNSを盛り上げることが目的に成ってしまう問題です。恋に恋してしまうのと同じ感じです。運営を始めるとついSNS自体を盛り上げることに夢中になってしまう場合がありますが、本来の目的を忘れて、アクセス数や会員数を増やすことに専念するだけでは結局のところ活性化にはつながりません。あくまで道具であるということを絶対に忘れないようにしてください。そして、目的を考えることは、これから立ち上げるSNSが「何のための道具」なのかをしっかりと考える事なのです。運営を続けていく中で、この目的だけは絶対にぶれないようにしてください。
 目的が決まったら、次に考えるのは想定する規模です。無限に増えていくと思っていては、オープンしてからがっかりするだけです。すでに、ご自分がユーザー情報を持っている場合、全くの新規でこれから宣伝をしていく場合、いろいろな場合があります。オープンと同時に登録してくれるユーザー数はどれくらいか、1年後に何人くらいの規模になっているのか、5年後はどうか、そして10年後のイメージは…、と何となくイメージしておいてください。このイメージがないと、活性化のために打った手が逆効果だったということにもなりかねません。
 そして、もう一つ大事なことが運営費をどうやって賄うかということです。そして、どれくらい最初に予算があるかも重要な要素でしょう。それによって、次の項目をどうするかも決まってきます。ほとんど予算をかけないでしばらく続けていく方法もありますが、数百人以上のSNSを運営する予定であれば、ある程度の予算は見込んだ方がよいでしょう。運営にかける費用はほとんど持ち出しで賄うのか、それともある時点から収入が見込めるビジネスモデルを考えているのか、いろんな要素を考えて、運営費についても考えておく必要があります。
 まずは、簡単に紙に書いてみるのも良いですし、頭の中でイメージするだけでもかまいません。この3つの項目は運営するにあたって最後まで重要な要素となるので、いろんな機会に思い起こす必要があるくらい重要な事項です。

ステップ2:技術的なことをどうするか決める

本書をお読みの方は技術は自分で何とかしたいという方が多いでしょうか。それでも、技術的なことは不安という方も多いはずです。ここでは、技術に関してどういう方針にするかをおおざっぱにイメージしておいてください。技術といってもいくつか項目があります。自分で作業をするのか、運営組織で何とかできるのか、外注する必要があるのか運営方針に沿って決めておく必要があります。

 ①サーバーをどうするか
 ②インストールはどうするか
 ③カスタマイズは必要か
 ④デザインはどうするか

 詳細については後述しますが、立ち上げの段階でやっつけでやってしまうと、しばらく運営するうちに自分ではどうにもできなくなって、途方に暮れてしまうケースも良く目にしますので、まずは、長期的な視点でイメージしておくことは大切です。

ステップ3;運営組織体制について大まかに決める

簡単に言ってしまうと、事務局体制です。まずは、運営主体をどこにするのかが一番大きな問題といえるでしょう。新しく会社やNPO法人を立ち上げるのか、個人事業としてまずは始めてみるのか。自治体で運営するのかいろんな運営形態が考えられます。枠組みが決まったら今度はどう組織を作っておくかをイメージしてください。お客様対応、技術担当、デザイン担当、更新担当、調査分析担当…と、運営方針によってどういうセクションが必要で何人体制で運営するのかをイメージしておく必要があります。

ステップ4:SNSの初期設定項目を満たす

意外と忘れがちなのがこの項目です。OpenPNEの管理画面を開いてみてください。立ち上げる前に設定する必要がある項目が結構たくさんあります。慣れてしまえばなんてことはないのですが、結構数が多いので初めての方はこの項目が何を意味するのか最初はとまどうはずです。主に設定をしなくてはいけないことは、管理画面の「デザイン」「SNS設定」「お知らせ・規約設定」の部分となります。その中でも「SNS設定」の部分はかなりの量になりますので、後で詳しく説明します。これを決めていないと、周囲にオープンの日程を大々的に宣伝してた後で、オープンの前日に何とかする訳にもいかない項目が多くあります。運営メンバーとよく話し合ってひとつずつ決めていく様にしてください。運営仲間が何人かいる場合は2週間くらい見ておいた方がよいと思います。運営しながら変える事もできますが、ユーザーのためにもこの部分は最初からしっかりと決めておきましょう。  

ステップ5:オープンまでのスケジュールを作る

まずは、オープン日を決めて下さい。その後、運営者だけでプレ公開期間をつくっておくのがおすすめです。設定項目を満たし、運営方針などの文言をSNSで公開していくと、いろいろな部分で整合性のミスマッチや、将来の運営方針についての疑問が山のように出てきます。そのひとつひとつをしっかりと運営仲間と共有しておかないと、オープンしてからのユーザー問い合わせになかなか対応できないということにもなりかねません。人数の規模にもよりますが、一人で運営する場合にも方針を決めるのに結構時間がかかる事がありますので、オープン日を宣伝する場合には十分に注意して下さい。ここで理解をしておいてもらいたいことは、SNSが完成してからオープンまでは結構時間をとっておいた方が良いということです。初めて運営するという方は1ヶ月くらいは観ておくと良いと思います。

   ここまでで、無理そうだと思った方もいらっしゃると思います。運営をはじめてみると大した問題ではないこともあるですが、運営をはじめる前はなかなかイメージできないことなので不安に思うこともあるかもしれません。どうしても心配な方は、実際に運営している方に、どうしているのか聞いてみるのが一番良い方法です。身近に、聞ける相手がいない方は、SNS運営の目的にもよりますが、SNS運営実績のある会社にコンサルティングを依頼するのもシンプルな方法だと思います。ここまでは、何とかイメージできている方は、それぞれについてもう少し具体的に説明しますので、参考にしてください。  

3.自分のSNSを広める

4.SNSを長続きさせる

5.より使いやすくするためのカスタマイズ

6.地域SNS「あみっぴぃ」の誕生秘話から活性化まで一挙大公開

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