129 | | 基本的に前回のバグ収集、要望収集を行った後にこの様な形式でコミュニティのトピックに書き込んでいるので、まずはその最終IDを確認します。この最終IDの次のIDから収集を始めます。 |
130 | | |
131 | | {{{ |
| 128 | 毎回バグ収集・要望収集を行った後に最後に確認した日記・トピックのIDと結果をトピックに書き込んでいるので、この最終IDの次のIDの記事から確認していきます。 |
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| 130 | |
| 131 | ==== 日記・OpenPNE開発談義にて収集開始報告 ==== |
| 132 | 次に、Skypeのオープンチャット「OpenPNE開発談義」で収集開始を報告します。[[BR]] |
| 133 | このOpenPNE開発談義はOpenPNEの開発者や運営者など、OpenPNEに関わっている人たちがコミュニケーションを取る場所です。仕様策定などの議論もこちらで行っています。[[BR]] |
| 134 | Skypeといえば音声通話と言うイメージがありますが、ここでは音声通話機能は利用せず、テキストベースのチャットルーム機能を利用しています。誰でも参加できるので、興味があればぜひチャットに参加してみてください。 |
| 135 | |
| 136 | [[Image(https://trac.openpne.jp/svn/prj/pne-book/pne-book-9/pne-book-9-4/5.png,650)]] |
| 137 | |
| 138 | {{{ |
| 139 | ツール紹介 |
| 140 | |
| 141 | Skype公式サイト |
| 142 | http://www.skype.co.jp/ |
| 143 | |
| 144 | (Skypeのスクリーンショット) |
| 145 | |
| 146 | OpenPNEでは、コミュニケーションの手段としてSkypeを活用しています。 |
| 147 | 現在オープンチャットとして、OpenPNE開発談義を公開しています。 |
| 148 | 参加方法は、OpenPNE.jp~OpenPNE公式SNS~(http://sns.openpne.jp/)の右サイドバーの「OpenPNE開発談義Skypeチャットルーム」をクリックすると、参加することが出来ます。 |
| 149 | OpenPNEを開発するときも、プロジェクトのグループチャットを作ったりとさまざまな活用をしています。 |
| 150 | }}} |
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| 152 | |
| 153 | ==== 管理画面内でIDの古い順から日記・トピックコメントを確認 ==== |
| 154 | |
| 155 | [[Image(https://trac.openpne.jp/svn/prj/pne-book/pne-book-9/pne-book-9-4/6.png,650)]] |
| 156 | |
| 157 | 要望は、タイトルにすみつきカッコ(【要望】)がついているもののみ収拾します。バグは全ての記事を一つ一つ確認していきます。何気ない日記の中の疑問・質問がバグ報告であったりするので、そのような報告も逃さず収集するためにこのようなやり方を採用しています。[[BR]] |
| 158 | |
| 159 | |
| 160 | ==== バグを発見 ==== |
| 161 | |
| 162 | [[Image(https://trac.openpne.jp/svn/prj/pne-book/pne-book-9/pne-book-9-4/7.png,650)]] |
| 163 | |
| 164 | バグ報告の日記を発見したら、このバグについてOpenPNEのTracにチケットを作成します。[[BR]] |
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| 166 | {{{ |
| 167 | ツール紹介 |
| 168 | |
| 169 | The Trac Project |
| 170 | http://www.edgewall.com/trac/ |
| 171 | |
| 172 | (Tracのスクリーンショット) |
| 173 | |
| 174 | Tracはバグ追跡、バージョン管理、wikiなどを統合したオープンソースのソフトウェアです。また、Subversionのリポジトリブラウザ機能も兼ね備えており、ソースコードの管理も出来ます。 |
| 175 | |
| 176 | 現在OpenPNEプロジェクトにはTracを使っています。以前はwikiやCVSでバグやバージョンの管理を行っていました。しかし、現在はこのTracにすべての情報を集約してOpenPNEを管理しています。 |
| 177 | また、OpenPNEでは社内の業務などもTracのチケットと呼ばれるバグ追跡システムを利用して管理しています。チケットでTODO管理を行っているチームもあります。 |
| 178 | チーム小川では報告連絡などもこのチケットのやり取りで行っています。このように、OpenPNEのチーム開発だけではなく、手嶋屋ではTracを十二分に活用し、チーム開発やプロジェクトを進めています。 |
| 179 | |
| 180 | }}} |
| 181 | |
| 182 | ==== チケット作成 ==== |
| 183 | 次に、先ほど発見したバグのチケットを作成します。 |
| 184 | |
| 185 | バグ・要望収集の場合は稼働率を上げるために「報告記事のURL」「報告内容(転記)」のみを記載したチケットを作成していますが、これは例外で、通常のチケット作成には一定のフォーマットを設けてあります。 |
| 186 | |
| 187 | チケット作成の詳しい情報はOpenPNEのチケット作成はOpenPNE開発のガイドライン(http://trac.openpne.jp/wiki/pne-guidelines)の「チケット作成ガイドライン」にまとめられていますのでこちらを参照してください。 |
| 188 | |
| 189 | {{{ |
| 190 | OpenPNE開発のガイドライン |
| 191 | http://trac.openpne.jp/wiki/pne-guidelines |
| 192 | |
| 193 | }}} |
| 194 | |
| 195 | |
| 196 | ==== バグ報告者へお礼のコメント ==== |
| 197 | |
| 198 | バグや要望を収集した場合、かならず報告者のかたにお礼のコメントを入れます。収集しっ放しで何にも連絡入れないなんて気分が悪いので。報告してくれたかたが収集後の対応も追えるように、コメントには作成したチケットのURLも記載します。 |
| 199 | |
| 200 | |
| 201 | まだ、日記やコミュニティのコメントなど収集する場所が残っていれば、「管理画面内でIDの古い順から日記・トピックコメントを確認」まで戻ってまた収集を始めます。[[BR]] |
| 202 | この一連の流れを続けます。[[BR]] |
| 203 | そして、収集が終了すれば、次のトピックで報告します。[[BR]] |
| 204 | |
| 205 | |
| 206 | ==== トピックで報告 ==== |
| 207 | さて、最後のトピック報告です。報告する場所はOpenPNE.jp~OpenPNE公式SNS~(http://sns.openpne.jp/)のバグ・要望吸い上げチームコミュニティです。 |
| 208 | |
| 209 | バグ収集と要望収集を分けて、コミュニティトピックを立ち上げます。[[BR]] |
| 210 | 次回の収集開始場所が分かるように、一定の形式で書き込みます。[[BR]] |
| 211 | これでバグ収集の一連の流れは終わりです。[[BR]] |
| 212 | |
| 213 | {{{ |
144 | | |
145 | | ==== 収集する日記数・トピックコメント数を計算 ==== |
146 | | 次に、集計する日記の数とトピックコメント数を計算します。[[BR]] |
147 | | これは、次のOpenPNE開発談義で報告するためです。[[BR]] |
148 | | |
149 | | |
150 | | ==== 日記・OpenPNE開発談義にて収集開始報告 ==== |
151 | | 次に、Skypeのオープンチャット「OpenPNE開発談義『雑談』」で収集開始を報告します。[[BR]] |
152 | | このOpenPNE開発談義『雑談』はOpenPNE開発者が雑談などOpenPNEの話をする場所です。[[BR]] |
153 | | 仕様策定についての議論など、リアルタイム性が必要なコミュニケーションをこのチャットルームで行っています。Skypeといえば音声通話と言うイメージがありますが、ここでは音声通話機能は利用せず、テキストベースのチャットルーム機能を利用しています。Windows MACの最新Skypeはオープンチャットに対応しているので興味があればぜひチャットに参加してみてください。 |
154 | | |
155 | | OpenPNE開発談義『雑談』に報告するときは、以下のフォーマットで開発談義に報告しています。一言コメントなどを入れてコミュニケーションを図ることを心がけています。[[BR]] |
156 | | |
157 | | |
158 | | {{{ |
159 | | 【確認件数】 |
160 | | 日記:***件 |
161 | | トピック:***件 |
162 | | トピックコメント:***件 |
163 | | 一言コメント |
164 | | }}} |
165 | | |
166 | | [[Image(https://trac.openpne.jp/svn/prj/pne-book/pne-book-9/pne-book-9-4/5.png,650)]] |
167 | | |
168 | | {{{ |
169 | | ツール紹介 |
170 | | |
171 | | Skype公式サイト |
172 | | http://www.skype.co.jp/ |
173 | | |
174 | | (Skypeのスクリーンショット) |
175 | | |
176 | | OpenPNEでは、コミュニケーションの手段としてSkypeを活用しています。 |
177 | | 現在オープンチャットとして、OpenPNE開発談義『雑談』を公開しています。 |
178 | | 参加方法は、OpenPNE.jp~OpenPNE公式SNS~(http://sns.openpne.jp/)の右サイドバーの「OpenPNE開発談義Skypeチャットルーム」をクリックすると、参加することが出来ます。 |
179 | | OpenPNEを開発するときも、プロジェクトのグループチャットを作ったりとさまざまな活用をしています。 |
180 | | }}} |
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182 | | |
183 | | ==== 管理画面内でIDの古い順から日記・トピックコメントを確認 ==== |
184 | | |
185 | | [[Image(https://trac.openpne.jp/svn/prj/pne-book/pne-book-9/pne-book-9-4/6.png,650)]] |
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187 | | 管理画面内で一つ一つ目で見て確認していきます。[[BR]] |
188 | | 基本的にはすみつきカッコ(【バグ】)で覆われているものだけに注目して収集していきます。要望がある場合も、すみつきカッコ(【要望】)を収集しています。[[BR]] |
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190 | | |
191 | | ==== バグを発見 ==== |
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193 | | [[Image(https://trac.openpne.jp/svn/prj/pne-book/pne-book-9/pne-book-9-4/7.png,650)]] |
194 | | |
195 | | バグ報告の日記を発見したら、このバグについてOpenPNEのTracにチケットを作成します。[[BR]] |
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197 | | {{{ |
198 | | ツール紹介 |
199 | | |
200 | | The Trac Project |
201 | | http://www.edgewall.com/trac/ |
202 | | |
203 | | (Tracのスクリーンショット) |
204 | | |
205 | | Tracはバグ追跡、バージョン管理、wikiなどを統合したオープンソースのソフトウェアです。また、Subversionのリポジトリブラウザ機能も兼ね備えており、ソースコードの管理も出来ます。 |
206 | | |
207 | | 現在OpenPNEプロジェクトにはTracを使っています。以前はwikiやCVSでバグやバージョンの管理を行っていました。しかし、現在はこのTracにすべての情報を集約してOpenPNEを管理しています。 |
208 | | また、OpenPNEでは社内の業務などもTracのチケットと呼ばれるバグ追跡システムを利用して管理しています。チケットでTODO管理を行っているチームもあります。 |
209 | | チーム小川では報告連絡などもこのチケットのやり取りで行っています。このように、OpenPNEのチーム開発だけではなく、手嶋屋ではTracを十二分に活用し、チーム開発やプロジェクトを進めています。 |
210 | | |
211 | | }}} |
212 | | |
213 | | ==== チケット作成 ==== |
214 | | 次に、先ほど発見したバグのチケットを作成します。 |
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216 | | チケット作成にはある一定のフォーマットを設けてあり、誰がチケットを作ってもそのチケットの品質を保つことが出来るようにしています。[[BR]] |
217 | | |
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219 | | {{{ |
220 | | チケット作成フォーマット |
221 | | |
222 | | === ■現象 === |
223 | | 発生した現象を記入 |
224 | | |
225 | | === ■発生バージョン === |
226 | | バグが発生したバージョンを記入 |
227 | | |
228 | | === ■再現手順 === |
229 | | バグを再現するための手順を記入 |
230 | | (手順をかきようがない場合は空欄でかまわない) |
231 | | |
232 | | === ■環境 === |
233 | | バグが発生した環境を記入 |
234 | | * OS |
235 | | * ブラウザ |
236 | | * 携帯キャリア・機種 |
237 | | * サーバ環境 |
238 | | など |
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240 | | === ■関連情報 === |
241 | | 報告元へのリンク・関連するチケットなどの補足情報を記入 |
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244 | | }}} |
245 | | |
246 | | チケット作成の詳しい情報はOpenPNEのチケット作成はOpenPNE開発のガイドライン(http://trac.openpne.jp/wiki/pne-guidelines)の「チケット作成ガイドライン」にまとめられていますのでこちらを参照してください。 |
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248 | | {{{ |
249 | | OpenPNE開発のガイドライン |
250 | | http://trac.openpne.jp/wiki/pne-guidelines |
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252 | | }}} |
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255 | | ==== バグ報告者へお礼のコメント ==== |
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257 | | このバグ報告者へお礼のコメントは私がバグ収集をしている中で大切にしているところです。確かに、バグを収集するだけでコメントはいらないという意見もあると思いますが、私は必要だと考えています。なぜなら、OpenPNEはコミュニティで作り上げていくもとだと考えているからです。 |
258 | | |
259 | | 実際に、何気ないコメントが多いかも知れませんが、そのコメントによってコミュニケーションが図れ、またバグ報告や要望収集をして頂けると非常にありがたいですし、より良いOpenPNEが完成されると考えています。 |
260 | | OpenPNE開発談義『雑談』にコメントしてバグ収集をするというのも、このようにコミュニティの中でOpenPNEを作っていきたい、盛り上げていきたいという気持ちがあるからコメントを続けています。 |
261 | | |
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263 | | まだ、日記やコミュニティのコメントなど収集する場所が残っていれば、「管理画面内でIDの古い順から日記・トピックコメントを確認」まで戻ってまた収集を始めます。[[BR]] |
264 | | この一連の流れを続けます。[[BR]] |
265 | | そして、収集が終了すれば、次のトピックで報告します。[[BR]] |
266 | | |
267 | | |
268 | | ==== トピックで報告 ==== |
269 | | さて、最後のトピック報告です。報告する場所はOpenPNE.jp~OpenPNE公式SNS~(http://sns.openpne.jp/)のバグ・要望吸い上げチームコミュニティです。 |
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271 | | バグ収集と要望収集を分けて、コミュニティトピックを立ち上げます。[[BR]] |
272 | | 次回の収集開始場所が分かるように、一定の形式で書き込みます。[[BR]] |
273 | | これでバグ収集の一連の流れは終わりです。[[BR]] |
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275 | | {{{ |
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277 | | 【最終確認ID】 |
278 | | 日記:***** |
279 | | トピック:***** |
280 | | トピックコメント:***** |
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283 | | 収集したバグのタイトル |
284 | | 収集したバグのURL |
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286 | | }}} |
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